ハイリスクな変貌を遂げるテスラ:自動車メーカーからAIカジノへ
テスラの物語を書き換えた四半期
テスラは水曜日、過去10年超で最大の四半期売上高減少を記録したが、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は謝罪しなかった。それどころか、この電気自動車のパイオニア企業は第2四半期決算報告を利用して、現代史におけるおそらく最も大胆な企業戦略の軸足転換を実行した。それは、自らを「たまたま自動車も製造する人工知能とロボット工学の企業」として明確に再位置付けすることであった。
四半期の売上高225億ドルは前年比12%減で、ウォール街の予想226億4000万ドルを下回った。車両納車台数は13%減の38万4122台に落ち込み、フリーキャッシュフローは1年前の13億4000万ドルからわずか1億4600万ドルへと驚くべき89%の急減を見せた。にもかかわらず、テスラの株価は時間外取引でほとんど動じず、投資家が自動車事業のファンダメンタルズをますます軽視し、同社の人工知能への野心を重視